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素晴らしき日々

素晴らしき日々 ~不連続存在~ 通常版素晴らしき日々 ~不連続存在~ 通常版
(2010/05/11)
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……さあ、取れ、取るがいい!だがな、貴様たちがいくら騒いでも、
あの世へ、俺が持って行くものが一つある!
神の懐へ入るときはな、俺はこう挨拶をして、
青空の門を広々と掃き清めて、貴様らがなんと言おうと持って行くのだ!
皺一つ、染み一つつけないままで!
それはな、わたしの……
心意気だ!

~シラノ・ド・ベルジュラックより~   




神ゲーでした。(いや、救世主ゲーか?)
あまりに面白すぎて一気にプレイしてしまいました。
世界滅亡(予言)までの1週間を章ごとに別々の人物の視点で過ごす事により、徐々に真実が明らかになっていくのはすごい引き込まれましたね。
いやーでも公式に載っているメインキャラクター9人のうち半分は実際には存在していなかったっていうことにはビビリましたがww


以下はただのネタバレアリの感想です。



序章
まさか体験版が第1章ですらなかったことにまずびびったww
相変わらず百合百合しております。
ヒロインのざくろ。さらにはどう見てもらきすたな鏡、司姉妹。
この3人とひたすらイチャイチャします。
ちなみにこの鏡、司の設定がどう考えてもらきすたのパロディーだったことがまさか伏線だったなんて誰が思うだろうか……



第1章
はい、いきなりサスペンス路線になりました。
しょっぱなから序章のヒロインだったざくろが自殺。
第1章の主人公の水上由岐は彼女の死の真相を突きとめることに……結果救世主を名乗る間宮卓司と戦っていくと言うもの。
その過程がとにかく不気味すぎます。狂っていく人々、目の前での飛び降り自殺。
そしてついには序章のヒロインの一人、鏡が四肢を切り裂かれて肉だるまに……
由岐は泣きながらその鏡の死体を背負って家へと帰るわけですが……
いざ家へ帰り、なんと鏡の死体がただのぬいぐるみに変わっていたときはもう不気味さがMAXでした。
この時点で色々おかしくなってきますね。
救世主の登場。集団自殺。
最後は由岐がその集団自殺の現場に出くわして終わります……
この時点だとさっぱり話はわかりませんでした。


第2章
今度は救世主こと間宮卓司の話。
第1章の敵、卓司がいかに狂っていって救世主となっていくかが描かれます。
いやもう・・・なんていうか・・・
やってて気分悪くなった。
話がえぐすぎる・・・特にいじめの描写がひどい。
卓司に女装させて男のチ○コしゃぶらせるとか・・・
さらにはかなり電波です。
萌え絵に向かって話しかけ始めたり、ゾンビが学校内を徘徊し始めたりします。(全部妄想)
こちらも最後は卓司が導いた集団自殺のシーンで終わります。
ここでもまだ話はわかりませんが、第1章の主人公の由岐の正体がなんとなく分かってきます。


第3章
自殺した少女、ざくろが自殺にいたるまでの経緯。
欝過ぎます。
救いようがありません

いじめの描写が2章の比じゃありません。執筆した本人も書いてて欝でやばくなったというくらいの内容です。
ざくろを麻薬付けにした後オ○ニーシーンを録画してそれで脅し続けるとか……
ざくろを助けようとした希実香も不良たちに囲まれて……
最初に由岐に恋する幸せそうなざくろが描かれていたために、このつき落としっぷりがかなり応えます……
ある意味このざくろの救済ルートが序章だったんだなあ……
この章はざくろが狂って行き、自分は世界を救う戦士だと思い込むようになり、力を手に入れるためスパイラルマタイ(死に掛けることで力を取り戻す儀式……つまりは飛び降り自殺)を行った瞬間で終わりです。
この彼女の死が素晴らしき日々という作品の中で、世界がおかしくなっていく始まりだと分からせられる話でした。


第4章
ついにこの物語の真の主人公、皆守の物語が語られます。
ここからは怒涛の展開でした。
今までの話の謎が一気に解けます。
第1章の主人公の由岐、そしてこの話の主人公の皆守。その正体が第2章の主人公、間宮卓司に宿った別人格だったとは……(実際にはもっと複雑ですが)
だからしょっちゅう意識が途切れていたし、知らない間に自分が目撃されると言うことが起きていたわけですね。
そしてこの話で鏡と司の正体が明かされます。
司は卓司の実の妹の羽咲。そして鏡はその羽咲がいつも持っているうさぎのぬいぐるみ。
それを卓司が幻覚として捕らえていた存在でした。
つまりここまでの話は殆ど卓司の脳内で3つの人格がそれぞれ行動して起こされていた話ということになりますね。
ここでかなり核心に近づきましたが、やはり最後は集団自殺の直前へ……


第5章
この作品のメインヒロイン。羽咲の話。
卓司の中にどのような経緯で2つの人格が形成されたのかを唯一知っている羽咲によって物語は語られます。
まあ色々複雑過ぎてうまくは説明できないのですが、元々最初に存在していたのは皆守。
だが、7年前の事件でそれを卓司が乗っ取った。その後由岐の人格が発生し、再び皆守の人格も戻ってきた。その後さらにもう一人の由岐の人格が……
うん、複雑すぎて全然説明できないww
だけどこの章で話の終着点は見えました。
今現在間宮の体を支配する卓司の人格。それを消し去る為に帰って来た皆守。そんな皆守と羽咲を見守る為に宿った由岐の亡霊。
皆守は羽咲との未来のために卓司との最終決戦に挑む。
あくまでこれは皆守が羽咲を救う為の物語。
皆守がたった一人のヒーローであり続ける為の物語。


最終章
7年前の事件。母親と卓司によって殺されそうになった羽咲を助ける為に由岐が死に、卓司を殺し、皆守という人格が卓司に乗っ取られ……間宮の体に3つの人格が宿るにいたった事件。
それから長い時を経て皆守は再び帰ってきた。そして羽咲を守るために卓司に最後の戦いを挑む。
だが、最後の最後で卓司に消された皆守。
卓司の意思で自らの体も飛び降り自殺を決行しようとした瞬間、皆守は由岐の導きで再び間宮の体の中に覚醒する。
1~5(3章除く)が集団自殺までをえがかれていたとしたら、この章ではついにその後へと続きます。
落下していく自分とそれを助けようとして共に落下していく羽咲。
7年前、由岐が命をかけて守った羽咲を今度は自分が守るべく皆守は必死に羽咲を抱きしめそして……


エピローグ
3つありますがあえて「終の空」のみ感想を……
皆守と羽咲は幸せに暮らしている。
これは屋上での由岐ととある少女との対話。

この世界を満たすのに一体いくつの魂があれば良いのか?

序章の水上由岐。第1章の水上由岐。7年前に死んだ水上由岐。皆守と共にいた水上由岐。そして今現在少女と対話している由岐……
これらは全て違う由岐でありながら同じ由岐でもある。
魂は流転する。
時、場所、人さえ越えて。
だから、この世に必要な魂は一つでいい。
その一つが全ての時、場所、人に輪廻を繰り返すだけで世界は満たされる。
むしろ魂が一つだからこそ人は赤い色を赤いと認識し、冷たいものを冷たいと認識する。
そういった当たり前のことを何の不思議も無く、全人類共通の事として認識するのだ。
全ては「私」で出来ている。
だけど、これは語りえない事でいる。
なぜなら、証明する手段など無いのだから……

この作品は最初から最後まで哲学的な命題だらけでした。
いくつかは全く理解できなかったし、いくつかはなるほど。と思わされました。
この最後の話も結構納得できる理論で、すごい心に残っています。
最後まで謎だらけな話でしたけど、終わってみるとすごいすがすがしく感じられました。

幸福に生きよ

これがこの作品の全てでしたね。


総評
ストーリーは前年度No1と言われているだけの出来でした。
ただし絶対にこれは人には勧められない!
電波、欝、レイプ、いじめ、宗教、グロ……こうった物に耐性が無い人や、ただ単に恋愛ものを期待している人は絶対にやってはいけません。
軽くトラウマになります。
第3章までが上の要素盛りだくさんなんですよ……
エロシーンの殆どがレイプって……
やってて気持ち悪くなる人も多いと思います。
ただそれを乗り越えれば4章からは怒涛の展開です。
まったく止め時が見つからずに一気にプレイしてしまいましたww
今までこれでもかと広げまくった風呂敷を一気にたたみこんでいくその手法は凄まじい物でした。
しかも一切の矛盾が起きていないからすごい。
製作に7年かかってしまっただけのことはありました。
キャラクターに関しても由岐と皆守がとにかく格好良い!
羽咲を守るために戦う皆守。二人を導くお姉さんの由岐。
この二人の格好良さは異常。
あとは報われない子だったけれど希実香もかなり良いキャラでした。
いじめられているor死んでしまったざくろのために頑張る彼女はすごい輝いていた。その方向性が180度違ったとしても……

とにかく良い作品でしたね。
哲学めいた表現が多いので難しいのが苦手な人には辛い作品かもしれませんが。
なんかこの作品のおかげで今すごい創作モチベが上がってきたので僕も頑張るぞー!


とにかくこの動画だけでも見て欲しい。


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「素晴らしき日々 」へのコメント

私もやりましたよ。
いやーほんまに1章~3章はマジ怖かった。
アイギスのバットエンディング思い出しちゃいました。

雑談ですが25日の石化スレに天界は今日も大騒ぎのSS
のおまけが貼ってあったみたいです。
なんでも固められなかった4人(1人は解除)の要石化とか…
見てたら確かに管理人さんの言うとおり約2人は想像できませんな。

Re: タイトルなし

>素晴らしき日々
おお、プレイされた事があるのですね!
結構マイナーなので知ってる人いないと思いましたww
最初は怖いですね……でも最後は最初に起きたことも全て明かされて、大団円でしたね。

>天子
見ましたよー。
こんな素晴らしい画像を見れて本当うれしかったです。
作ってくださった方には本当に感謝ですね。
やっぱりボスクラスのキャラはあんまり天子に負ける姿が想像できなかった物でww
そしてキャーイクサーン!

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Author:七月
七月(ななつき)といいます。
固体少女様にて稚拙な文章を投稿させたりなんかしていただいてます。
時間がありましたら暇つぶしにでも見てやっていただけるとありがたいです。

好きな漫画(ラノベ)、アニメ:魔法少女リリカルなのはシリーズ、ながされて藍蘭島、とある魔術の禁書目録、C3、ソウルイーター

好きなゲーム:東方project、夜明け前より瑠璃色な、BALDRSKY、SO3、SO4、サモンナイト3

最近好きなアニソン(ゲーソン):沈黙の空、jihad(BALDRSKY)、only my railgun(とある科学の超電磁砲)、Refrain(プリンセスうぃっちぃず)
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ただ、僕は結構メールを放置する癖があるので、もし連絡が遅くなったらごめんなさい。

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