FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お茶会&SAO固め

こんにちは、七月です。
本日22時よりお茶会を開こうと思います!

こちらからどうぞ


一応22時からとしていますが、僕は20時30分くらいからなら中にいると思うのでよろしければお越しください。
普段チャットとか入りづらいなーと思ってらっちゃる方も、これを期にぜひ来ていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。


そして、今回のおもてなしになるかどうかはよくわかりませんが、折角なので今放送中のアニメ「ソードアートオンライン」のアスナ固めSSを書きました。
アニメを見てないといまいち分からないところがあるかもしれませんがよろしければ続きよりどうぞー。



参考動画





バーチャルゲーム『SAO(ソードアートオンライン)』。
このゲームは現実世界から約1万人をこのバーチャル世界へ閉じ込めた、『ゲーム内で死んだ者は、現実世界でも死を迎える』という正真証明のデスゲームである。
そのゲーム内にそびえ立つ巨大な塔のような構造物は『アインクラッド』といった。この世界に囚われた人々が救われる方法はただ一つ。このアインクラッドを制覇し、頂上に鎮座するボスを倒すことだった。
全100階層を誇るこの巨大な建造物の頂上を目指してプレイヤーたちは日夜攻略に励んでいた。
そして、そのアインクラッド第38階層のとあるダンジョンの一つに今、血盟騎士団の副団長であるアスナの姿があった。
現在のアインクラッドは72階層までがすでに攻略されており、最前線は73階層だ。
その最前線で戦う攻略組の一人である、高レベルプレイヤーのはずの彼女がなぜこんな低層にいるのかというと、それは素材集めのためだ。
通称『石像の森』と呼ばれるこのダンジョンではあるレアアイテムが手に入る。
アイテム名は『魔石』。その名の通り魔力を持った石のことだ。
とは言えこのSAOには魔法という概念は存在しない。この魔石も別に魔法が使えるというわけではなく、その使用用途は武器のパワーアップだ。
この魔石は武器を作る際に使用することで、その能力を飛躍的にアップさせることで知られていた。
そんな武器生成に関して強力な効果を持つレアアイテムである魔石をなぜアスナが捜しているのかというと、それは友人である鍛冶屋のリズベットからの依頼だった。
リズベットには普段から装備のメンテをしてもらっている恩もあるし、それ以上に友人として彼女の頼みは聞いてあげたい。
丁度今日は攻略任務もなく、折角なので、仕方がないから、気まぐれで、本当に仕方なく、誘ってあげなくもないかなー……と思っていたとあるプレイヤーはすでに単身ソロでどこかのダンジョンにもぐってしまっていたので、こうして一人でやってきたのだ。(もちろん護衛は撒いてきた)
「それにしても見つからないなあ……」
すでにダンジョンを捜索して数時間は立っているだろうか。
多くの敵も倒したし、ダンジョンの隅々までさがしたものの、未だに魔石は手に入らない。
情報によれば、拾った人はエネミーのドロップではなく、道端に落ちていたのを拾っただけとのことだったが……
「ガセだったのかなあ……」
HPゲージはほとんど減っていないとはいえ、これだけ探し回ると精神的には疲弊もしてくる。
アスナがあきらめて帰ろうとした時だ。
「あれ?」
アスナは視界の端に奇妙なものをとらえた。木々の間に人影が見えたのだ。
しかしそこにはHPバーも表示されていなければ、プレイヤーの証であるアイコンすら浮かんでいない。
つまりはそこにあるのはただのオブジェクト(障害物)なのだ。
アスナはそのオブジェクトに近寄って見た。そして、その正体を確認する。
「これは……石像?」
それは1体の石像だった。
石像の森と言うくらいなのだから石像くらいあってもいいだろう。むしろ今まで一体も石像を見かけていなかったことのほうが不思議だったのかもしれない。
けれど、こうやって森の中にポツンと1体だけ立っている石像は、やはり見ていて奇妙だった。
アスナはこの奇妙な石像を調べてみた。すると、予想外の答えを知ることとなった。
オブジェクト名『アリアの魔石』。
「これが……」
それは、アスナが捜していたものだった。
魔石と言えばもっと鉱物の塊のようなものを想像していたが、実際はその想像とはかけ離れた姿だった。
石の塊というよりも、石像そのものだ。
しかも、その造形はアスナと同じくらいの少女のものだった。
長い髪、程よく膨らんだ胸、女性らしい整った体のライン。石像は、それらすべてをさらけ出すように、生まれたままの姿をしている。
別にこの石像が裸の女性なのは良いだろう。美術館でもそういったものはよく見かける。
しかし、この石像は表情が普通ではなかった。
死への恐怖。まさしくその言葉がぴったりだった。
少女の形をした石像はまるで何かに襲われたかのように身をのけぞらし、断末魔でもあげたかのように大きく目と口を開いていた。
少なくとも美術館などで見かける美術品としての石像とはかなり様子は違っていた。
「まあ、深く考えても仕方ないか……」
アスナは目の前の、まるで本物の少女がそのまま石になったかのようなリアルな石像にカーソルを合わせた。
どうやらこのオブジェクトはそのままアイテムとして持ち運びもできるらしい。
アスナは『アイテムを拾いますか?』という問いに『はい』とクリックすると、目の前の石像が光だし、泡沫となって消えた。
その後アイテムストレージを確認し、そこに『アリアの魔石』がしっかりと表示されていることを確認する。
「よし、これで魔石をゲットね」
目的は達成された。
用事を済ませたアスナが転移結晶で町に戻ろうとした時だ。
突然、けたたましい鳴き声が響いた。
「何っ!」
アスナが声のした方向を振り返る。すると、遠くのほうに巨大なエネミーの姿が見えた。
その巨大なトカゲのような姿をしたエネミーには『Basilisk』と表示されている。少なくとも、現時点でアスナが出くわした経験のない魔物だった。
逃げるか、戦うか。
あれだけ巨大なエネミーだ。少なくともそこらの雑魚とは違った種類のエネミーだろう。
もしかしたら特殊な力を持っているのかもしれない、しかし倒せば何かレアアイテムなどをドロップする可能性も高い。
確認してみると敵のLvは38。アスナにとっては造作もないレベルの敵だった。
「戦ってみようかな」
いざとなれば転移結晶で離脱すればいい。
アスナはレイピアを構えると、バジリスクに向かって走りだした。



レベルの差は絶対的な差だ。
それは、このレベル制MMOの真理であり、絶対の法則だ。
レベル90を超えるアスナにとってバジリスクの渾身の一撃はかすり傷も同然であり、アスナの繰り出した何気ない一撃はバジリスクにとって必殺の一撃も同然だった。
アスナのレイピアがバジリスクに突き刺さるたびにガリガリとそのゲージが削られていく。
流石にレアエネミーだけあってHPはなかなか高かったが、攻撃力や防御力は38階層相応のものだ。
アスナは大したダメージを受けることもなく、難なくバジリスクのHPバーを黄色へと変えていった。
「これなら楽勝かも」
アスナの顔に思わず余裕の笑みが浮かぶ。
そのまま攻撃を続けると、やがてバジリスクのHPゲージが赤く染まった。その時だ。
ガアアアアアッ、とバジリスクが砲口した。そして、アスナの剣劇が謎の障壁に阻まれた。
おそらくは敵のHPが減少することによっておこったイベントモーション中の無敵時間なのだろう。
敵がこういった反応を示すときの帝石は決まっている。攻撃パターンが変化するのだ。
アスナは一旦距離を取り、バジリスクの様子を観察した。
バシリスクはひとしきり叫ぶと、ゆっくりとアスナのほうを向いた。
(特殊攻撃がくる!)
アスナはおそらく敵が使ってくるであろう特殊攻撃に備えるべく、防御の体制をとった。そして、そんなアスナに向かってバジリスクの眼光が怪しく光った。
「きゃっ……」
光がアスナを包んでいく。そして、パキンと大きな音が鳴った。
光が収まると、アスナはすぐに何が起きたのか確認すべく自分のHPバーを見た。
HPバーは1ミリも減ってはいなかった。だが、アスナのゲージの横には見慣れない状態異常を示すアイコンが浮かんでいた。まるで、石のようなアイコンが……
「何かしら……これ」
思わず疑問を口にするアスナだが、すぐにそのアイコンの意味を理解した。
「あれ……?」
足が動かない。
不思議に思ってアスナは足元に視線を向けた。すると
「足が……石になっている!?」
アスナの視線の先。そこには太もものあたりまで石になった自分の足があった。
ゲーム(主にRPG)をプレイした者ならば容易に想像できた。この状態異常はおそらく『石化』だ。
石になって動けなくなる。単純だが恐ろしい状態異常。そんなものがSAOに存在するという情報は聞いたことがなかった。
しかし現に今、アスナの体は石へと変わりつつある。
「くっ……」
まさか、生きている間に自分の体が石になっていくなんて言う経験をするなんて夢にも思わなかった。
アスナは急いで石化を治すべく、アイテムストレージを確認する。しかし、今まで石化という異常すら知らなかったのだ。もちろん、それを回復できるアイテムなんて持っているはずもない。
あわてふためくアスナに、バジリスクは容赦なく再び眼光を怪しく光らせた。
バキンッ。と、再び大きな音が響くと、アスナは首まで石になっていた。
「そん……な……」
もはや手を動かすこともできなくなった。
攻撃することも、逃げることも叶わない。
目の前のバジリスクが何の偶然か、このまま立ち去ってしまうことを祈ることしかできなかった。
しかし、当然そんな奇跡は起こらない。ゆっくりと、確実に近づいてくるバジリスクを、アスナはただ絶望の表情で見つめるしかなかった。
「い……やあ……」
最後にもう一度バジリスクの目が光る。
「いやあああっ!」
そして、その光がアスナを包んでいった。



パキン



光がやんだ後、そこには1体の石像が立っていた。
それは、まぎれもないアスナの姿をしている。
アスナは、完全に石化してしまったのだ。
アスナの体は灰色一色に染まり、質感は完全に石のそれになっている。
先ほどまでここに立っていた魔石の像と同じように、アスナは恐怖をその表情に浮かべながら固まっていた。
普段の凛々しい顔つきからは程遠い、歪んだ表情だ。
石像になったアスナは、もはや微塵たりとも動かない。ただの石の塊になってしまったアスナは、まるで生きているのか死んでいるのかわからないような状況だ。
しかし、『Asuna』とプレイヤー名の表示されたアイコンの下にはほとんど全快のHPバーと、浮遊する石のアイコンが浮かんでおり、この単純な表記がアスナが生きたまま石の塊となり、ここに存在しているということを証明していた。
石になったアスナをバジリスクはすでに敵としてみなすことはなく、ターゲットを失ったバジリスクはゆっくりとした歩調で森の奥へと消えて行った。
後にはアスナの石像が残される。
魔物が去り、動く者のいなくなったこの場所でアスナの石像は静かに佇んでいた。



そして、しばらく時間がたった時だ。
パリンと何かが砕けた音がした。それは、SAOにてプレイヤーが死んだときにポリゴンが砕ける音と類似していた。
しかし、幸いなことに砕けたのはアスナ自身ではない。砕けたのはアスナの装備だ。
バジリスクの眼光は肉体ダメージを与えない代わりに、装備品の耐久値を大きく削っていた。
耐久値はただ放置しているだけでも減っていくため、石化した装備の耐久値がついに0になり、爆散したのだ。
服も、アクセサリーも、剣すら砕け散り、先ほどアスナが見かけた魔石と同様の全裸の石像になったアスナ。
装備がすべて砕け散ったのちも、アスナは変わらず佇んでいた。
そんな永遠にそこに佇んでいるかと思われたアスナにもついに変化が訪れる。
アスナのアイコンが消えたのだ。そして、代わりに別のアイコンが表示された。
オブジェクト名『アスナの魔石』
長時間石像として放置されたプレイヤーは、魔力を持った石となる。
石にされ、この森に放置されたアスナは今、『魔石』という一つのアイテムと化してしまったのだった。
だが、これでアスナが死んだわけではない。石になってしまったとは言え、アスナという存在は確かにこのSAO内に存在しているからだ。そして、魔石として存在し続ける限り、現実世界でアスナの脳が焼切られることはない。
アスナが現実的な死を迎えるのは、この魔石が消滅した時だ。
一つはこのままダンジョンに放置され、アスナの石像の耐久値が0になった時。
一つはアイテムとして拾われ、鍛冶の素材として使われてしまったとき。
そして、一つは単純にプレイヤーや魔物の攻撃によって砕かれた時だ。
そのような運命にならないためにはたった一つ。このバジリスクが落とす『軟化剤』という、この世界で唯一石化を治せる薬をこの魔石に使うことだけだった。
魔石と化してしまったアスナがいかなる運命をたどるのか、それは誰にもわからないことだった。
アスナはただ、静かにその誰にもわからない運命の結末を、1体の石像として待ち続ける事しかできなかった。



スポンサーサイト
[PR]

[PR]

« Previous Entry Next Entry »

「お茶会&SAO固め 」へのコメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

「お茶会&SAO固め 」へのトラックバック

http://nanatsukisarasa.blog67.fc2.com/tb.php/419-c659786e

ついたー

冷やしtwitterはじめました。

プロフィール

七月

Author:七月
七月(ななつき)といいます。
固体少女様にて稚拙な文章を投稿させたりなんかしていただいてます。
時間がありましたら暇つぶしにでも見てやっていただけるとありがたいです。

好きな漫画(ラノベ)、アニメ:魔法少女リリカルなのはシリーズ、ながされて藍蘭島、とある魔術の禁書目録、C3、ソウルイーター

好きなゲーム:東方project、夜明け前より瑠璃色な、BALDRSKY、SO3、SO4、サモンナイト3

最近好きなアニソン(ゲーソン):沈黙の空、jihad(BALDRSKY)、only my railgun(とある科学の超電磁砲)、Refrain(プリンセスうぃっちぃず)
連絡などございましたら以下のメールフォームへ
http://form1.fc2.com/form/?id=490964

ただ、僕は結構メールを放置する癖があるので、もし連絡が遅くなったらごめんなさい。

入室情報

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。