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ギルクラ固め

こんばんは七月です。
約1週間前ということで、もう一度お茶会のお知らせからー。

11月17日(土)にお茶会でも開こうと思います

いつも通り他愛ない話題でおしゃべりするだけですが、普段はチャットとかに入りづらいなあ……と思われてる方もこれを機会に顔を出していただけると嬉しいです。
で、今回はお茶会開催日から1週間ほどですが以前僕が作ったRPGを配布しようと思っています。
内容は以前配布したものと全く変わっていないので、持っている方は改めてDLする必要性はありません。
以前DLし損ねたけど、少し気になるなあ……という方のみDLしてみてください。


さて、お知らせも終わったところで今回もSSを投稿ー。
今回はギルティクラウンの楪いのりの結晶化です。
原作にも結晶化はあるんですが、こちらは人型を保たないうえにすぐ崩れてしまうという個人的にはちょっと残念な感じだったので、今回は人型を保てる設定にしてしまいましたw
いつも通りいろいろと荒いSSではありますが、よろしければ続きよりどうぞ。
あと今回はモブとはいえ破壊シーンもあるので注意です



OPに出ている女性をほぼ全員固めたと思っていただければ大丈夫ですw









ある日、GHQ政府組織のとある研究施設が破壊された。
破壊工作を行ったのはGHQと対立している反政府組織である葬儀社と呼ばれる団体であり、多数の人員によって行われたテロ行為によりGHQは多大なる被害を受けてしまっていた。
だが、それと同時にテロを行った側である葬儀社も甚大な被害を受けていた。
葬儀社のメンバーと、そして一般の民衆の一部がGHQの捕虜となってしまったのだ。
葬儀社の主要メンバーである楪いのりもこの時GHQにとらえられ、今は両腕と首を鎖で拘束されたまま牢屋へと閉じ込められていた。
冷たい石の壁と、小さなモニターがあるだけの小ぢんまりとした部屋。
そんな牢屋の扉があき、いのりの元へ一人の女性が歩み寄ってきた。
「ご機嫌いかが? 葬儀社の歌姫さん」
20代後半と思わしきその女性はGHQの勲章をその胸につけている。どうやらGHQの幹部らしい。
女性はいのりの前まで近寄ると、いのりの両腕を縛っていた鎖を外した
「何を……する気?」
いきなり拘束を緩くされ、いのりは怪訝な表情で女性を睨んだ。女性はいのりの視線を受け、軽く会釈する。
「そんな怖い顔をしないで、今から面白いものを見せてあげるから」
「…………」
女性の言葉を全く信じていないといった様子で、なおもいのりは女性に鋭い視線を向け続けた。
女性はそれを全く気にすることもなく牢屋に設置されていたモニター画面のスイッチを入れると、目線でいのりにモニターを視聴するように促した。
いのりはしぶしぶそちらに視線を向ける。すると
「ちょっと、何するのよ!」
「ここから出しなさいよーっ!」
「……!? 綾瀬……ツグミも……」
モニターの中、そこには同じくしてGHQにとらえられた綾瀬とツグミの姿もあった。さらにその近くには抗争に巻き込まれ、いのりたちと共に捕えられてしまったのだろうか、学園のクラスメイトである祭、花音、亜里沙の姿がある。
他にも多くの女性の姿が得ており、どうやら今回捕えられた人々すべてがこの部屋に閉じ込められているらしい。
皆が必死に部屋の中でここから出すように訴えながら騒いでいた。
その様子を面白そうに女性は眺め、やがて口を開いた。
「今からここに新種のアポカリプスウィルスを撒くわ」
「そんなっ……!」
いのりの表情が驚愕に包まれる。
アポカリプスウィルスとは人間を不格好な結晶の塊へと変化させ、やがては自壊させ死に至らしめる驚異のウィルスだ。
そんなものが撒かれたら、あの部屋にいる人々は……
「大丈夫、この新種は人を死に至らしめることはないわ……。前々から思っていたの。結晶化するときに人の形を保たないのはもったいないって」
女性はポケットに手を突っ込むと、携帯電話を取り出した。そして、そこに向かって話しかける。
「私よ、はじめなさい」
「待っ……」
何を、というのは分かりきっていた。
その結果は、すぐにモニター内に現実となって表れる。
「きゃっ、何よこれ!」
綾瀬の悲鳴が聞こえてきた。見れば、部屋の中に紫色の霧が立ち込めていた。
「さあ、とくとご覧。この新種のウィルスの力を!」
「あ……」
ウィルスが撒かれるや否や、モニターの中ではすぐに変化が訪れた。
「いやっ、身体が!」
「綾姉っ! ……うわっ、私も……!」
綾瀬やツグミ。それにほかの少女たちの身体がじわじわと紫色の結晶へ変わっていく。
少女たちの色とりどりの髪も、血色のよい肌色も、全てが一様に紫色へと染まっていった。
服はそのままに、身体だけが変化していく少女たち。
やがてその変化は全身へとおよび、完全に結晶化した少女たちが次々とその動きを止めて行った。
「う……ああ……」
「たす……け……」
綾瀬やツグミ、それに祭たちも無残にも結晶と化す。
結晶像となった綾瀬たちは、もはや動くことはなくその場に佇んでいた。
「…………」
仲間が結晶へと変えられていく光景を、いのりは沈痛な面持ちで見つめていた。
依然として画面には完全に結晶化してしまった綾瀬たちの姿が映っている。
最早画面の中で動く者はなく、全ての少女がただの結晶像になってしまったことを物語っていた。
「どうかしら? 新種のウィルスは生きたまま人間を結晶の像にするの。ちゃんと元の姿のまま固まるし、そのまま崩れてしまうようなこともない……。こっちのほうがよっぽどいいと思わない?」
女性は楽しそうな声で言う。
「思うわけ……ない」
いのりはそれに対してただ冷淡な声で返した。
それを聞いた女性は賛同を得られなかったからか、少し残念そうな顔でため息をついた。
「あら残念……まあいいわ、あなたもこれから彼女たちと同じ存在になるのだから」
そう言って女性は一本の注射器を取り出した。
「さあ、あなたも美しいオブジェになりなさい!」
そしてそれを、思い切りいのりの二の腕に付きたてる。
「う……ああっ……」
「通常の1000倍に濃縮された新種のウイルスよ。いくらあなたでもこれを直接撃ち込まれてはひとたまりもありますまい」
注射器内の液体が命の身体へと射ち込まれていき、女性の言葉の通りにいのりの身体はすぐさま結晶化を始めた。
打ち込まれた左腕からいのりの身体は輝く紫色の結晶へと変化していき、まずは身体が……そしてついには顔にまで結晶化は及んで行った。
いのりの美しい髪も、白い肌も、桃色の唇も一様に紫色の光沢を帯びていく。最後のその瞳が結晶となり、そして
「…………」
眠るように静かに、いのりは完全な結晶の塊と化した。
首にはめられた鎖や、身に着けていた艶やかな衣服はそのままに、いのりは一体のオブジェと化している。
へたり込み、両手を前につくようにして、どこか遠くを見つめるように結晶化しているいのり。
元からの無機的な表情も相まってか、結晶像としてのいのりには他の像とは違った芸術的な美しさを感じられた。
「どうかしら? 結晶へと変わり果てた感想は?」
「…………」
女性は腰を下ろし、覗き込むようにいのりの顔を見つめながら、その頬に片手を触れた。
物言わぬ結晶像へと変わり果てたいのりは、女性に触れられても何の抵抗も見せない。そのまま手を滑らせながら、いのりの軽く開かれた唇に指を這わせてもそれは同じことだった。
「ふふ、素晴らしい出来具合だわ」
女性はその様子に満足したようにいのりから手を放し立ち上がると、部下へと指示を飛ばした
「さあ、このオブジェを私の博物館へと運びなさい」
いのりの像は女性の部下たちによっててきぱきと運ばれていく。
それを見届けると女性は表の仕事へと戻るべく、この研究所を後にするのだった。




GHQの功績を称えるために作られたこの博物館のとある一画に、そのコーナーはあった。
一際広い部屋を割り当てられていたこのコーナー名は通称『愚者の間』と呼ばれていた。
ここに飾られていたのは、無数の結晶像だ。
飾られているのは全て裸の女性の像で、まだ子供であろうものからすでに成熟した大人の女性のものまであった。
これらの像が浮かべているのは、悲しみ、苦しみ、怒り、悔しさ、そして自失の念……どれも人が浮かべる負の表情だ。
とても普通の芸術作品のようには見えない。
それもそのはず、これらの結晶像は全て元は人間の女性だったものなのだ。
GHQに刃向いった女性は、新種のアポカリプスウィルスによって結晶へと変えられてしまっていた。
この場所は、そんな反逆者たちを愚者としてさらし者にするための場所なのだ。
もちろんここでは彼女たちをただ結晶像として飾っているのではない。あくまで彼女たちは元は人間であり、GHQに牙をむくという愚かな所業を行った者の末路として、その身を結晶へと変えられてしまったということを公に公開していた。
このようにGHQに逆らった場合にどうなってしまうかということをありありと見せつけることを、GHQの支配を受けている民の反逆に対しての抑止力として働かせているのだ。
そして、そんな結晶化した女性たちが立ち並ぶ中に、いのりたちの姿もあった。
いのりの結晶像は綾瀬やツグミ、さらには祭や花音、亜里沙の結晶像とともに、この部屋の中心部に飾られている。
固められた時に来ていた衣服は全て脱がされており、いのりたちは全身の肌を衆人の前へと晒していた。その美しさには博物館に来た多くの来客が魅了されており、たちまちその評判は町中に広まったという。
今日も開館と同時にたくさんの人がこの愚者の間を訪れている。来客たちが思い思いに好みの結晶像に見入っていたその時、事件は起こった。
「あっ!」
来客であろう、黒いポニーテールのスーツ姿の女性が突然の声を上げた。そして、その声と同時にこの部屋の隅に飾られていた1体の少女の像がゆっくりと傾いていく。
どうやら像のあまりの美しさに、女性が手を伸ばして強く触れてしまったらしい。傾いた体は強く床へと打ち付けられ、その結果、ガシャン! と大きな破砕音をあげて、少女の結晶像はばらばらに砕け散った。
首はもげ、腕は半ばから折れ、ところどころに小さな破片も散らばっている。
砕けた少女の首は悲鳴を上げることもなく、固まっていた時と同じ表情で地面に転がっていた。
幸いにして体の芯まで完全に結晶と化していた少女の壊れた体から血が流れ出るようなことはなく、破砕面には結晶の断面が見て取れるだけだった。
「大丈夫ですか」
やがて騒ぎを聞きつけて、博物館の館長がやってきた。
「す……すいません……」
像を倒してしまった女性は、おどおどとした様子で館長へ謝罪する。
「いえいえ、お気になさらず。つい昨日上物の結晶像が入ってきたところですの。この像はもう撤去しようと思っていたところなんです」
館長は目線をその上物――いのりたちの結晶像へとむけながら言った。
愚者を飾るとはいえ、やはり結晶像の見た目は美しいほうがいい。その点においてはいのりたちの像は文句なしの出来具合だといえるだろう。
そして新しく美しい像が入ってきたのなら、飾るスペースのことを考えると、必然的にこの場から撤去される像があってしかるべきだ。
今、女性が倒してしまったこの像は幸いにもというべきか、この愚者の間での『結晶像としての美しさ』という名の生存競争に敗れており、近々撤去される予定のものだった。
「飾る必要がなくなった結晶像は、加工して売ってしまうのが一番ですからね。むしろ砕く手間が省けたくらいです」
優しそうな表情で発せられたその言葉を受けた女性は、ほっとした様子で胸をなでおろした。だが、そんな女性の様子を見た館長は突然悪魔のような笑みを浮かべて言う。
「しかし、罪は罪です。器物破損……特に、我々GHQの私財を壊したあなたにはそれ相応の償いが必要ですわ」
そういって館長は指を鳴らした。すると、どこからともなく屈強な警備員たちが現れ、女性を両側から羽交い絞めにした。
「え……そんなっ!」
「大丈夫、あなたほどの美しさなら、1ヵ月はこの愚者の間で生き残れるでしょう」
「いやっ、やめて……っ!」
そのまま職員専用の裏部屋まで連行されていく女性。
そんな女性を、他の来客たちはまるで当然のことのように憐れむことなく、侮蔑の視線を向けていた。
そして女性の姿が消えると、まるで何事もなかったかのように館内は穏やかさを取り戻していた。
「ふう、難儀なものですわね。固められてなお、生きるための競争をさせられるとは」
勿論人としてではなく、結晶のオブジェとしてだが。
「ま、あなた達にはいらぬ心配なのでしょうね」
館長はいのり達のオブジェへを鑑賞しながら、語りかけるように言った。
圧倒的に美しく、何より葬儀社を筆頭とした反逆者の集団に人質としての価値があるいのりたちの像が砕かれることはまずないだろう。
「その代り、あなたたちはここのメインとして飾らせていただきますわ」
不敵な笑みを浮かべ、職員は落ち着きを取り戻した愚者の間から去っていく。その指には、紫色の結晶を加工した指輪がいくつもはめられていた。



とある街中の掲示板に、一枚のポスターが貼られていた。
そこには美術館を背景に一体の結晶像が写っており、期間限定展示という文字も見て取れた。
このポスターに写っている、その神秘的と言えるまでに美しい像はいのりの像だった。
あの後もいのりたちの像は愚者の間も圧倒的な人気を誇っていた。その結果、その美しさを一つの美術館だけで披露するのはもったいないということで、地方で開催されるGHQの様々な式典や展覧会などに出張展示されることとなったのだ。
そして今、博物館ではその移送の準備に取り掛かっているところだった。
「よい……しょっ……と」
顔だけが見えるように全身くまなく布で梱包されたいのりの水晶像を、館長は静かに箱の中へと横たえた。
箱の中には移送中の破損を防ぐためにたくさんの緩衝剤が詰められている。
「この子で最後かしらね」
館長の周りではすでに箱詰めされた結晶像がトラックへと積み込まれている最中だった。
これからいのりたちの結晶像は全国を旅することとなる。このオブジェは元はGHQに逆らった愚かな人間だとは言え、あくまでただの美術品としては愛着も湧いており、館長は少しもの悲しい気持ちにもなった。
現在、いのりたちが飾られていた場所にはその穴を埋めるべくいくつかの人気のある結晶像が展示されていた。
その中には以前この博物館で結晶像を壊してしまい、その結果として自身も結晶像にされた女性の裸婦像もあった。
女性の像は逃げるように必死な表情を浮かべながら、どこへともなく助けの手を伸ばしたまま固まっている。
長い黒髪も紫に染まって空中ではためく様に動きを止めており、その躍動感のある結晶像は今や愚者の間でもトップレベルの人気を誇っていた。
「もって1ヵ月なんて……私の観察眼もまだまだ未熟ね」
予想以上の人気を得たそのオブジェを館長はしばし見つめ、女性を固めたときのことを思い出す。
部屋に監禁し、ウィルスを詰め込んだ注射器で彼女を結晶にしようとしたのだが、火事場の馬鹿力とでも言うものだろう、女性は思いのほか強い力で暴れたのだ。
警備員の拘束を振り切り、出口に向かって一直線に逃げている女性。逃げる女性の首筋に向かって館長は注射器を投擲し、命中させてようやく固める事が出来たのだった。
あの時は苦労したものだが、これだけ素晴らしいオブジェが出来たのだから苦労した買いがあったというものだろう。
「苦労した分、しばらくはこの子に頑張ってもらうとして……」
館長は再びいのりの結晶像へと向き直り、愛おしげにその頬に手を当てた。
「あなたはその美しい姿をとくと全国の人にさらしてきなさい」
そう言っていのりの頬をひと撫ですると館長は箱をしっかりと施錠し、割れ物注意の札を貼るとそれをトラックへと積ませていった。
いのりたちの結晶像を乗せ終えたトラックは新たな展覧会の開催地へと向かって出発する。
いのりたちはGHQに逆らった罪びとの末路として。そして、美しい美術品として全国のいたるところでその身をさらされることになったのだった。




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冷やしtwitterはじめました。

プロフィール

七月

Author:七月
七月(ななつき)といいます。
固体少女様にて稚拙な文章を投稿させたりなんかしていただいてます。
時間がありましたら暇つぶしにでも見てやっていただけるとありがたいです。

好きな漫画(ラノベ)、アニメ:魔法少女リリカルなのはシリーズ、ながされて藍蘭島、とある魔術の禁書目録、C3、ソウルイーター

好きなゲーム:東方project、夜明け前より瑠璃色な、BALDRSKY、SO3、SO4、サモンナイト3

最近好きなアニソン(ゲーソン):沈黙の空、jihad(BALDRSKY)、only my railgun(とある科学の超電磁砲)、Refrain(プリンセスうぃっちぃず)
連絡などございましたら以下のメールフォームへ
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ただ、僕は結構メールを放置する癖があるので、もし連絡が遅くなったらごめんなさい。

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