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あけましておめでとうございます。

こんばんは七月です。
かなりいまさら感が強いですが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、新年一発目ですが、今回はひだまりスケッチの固めSSです。
書き始めたのは約1年前で、筆が止まってしまっていたのですが、今回最新刊を買ったのをきっかけに一気に書いてしまいましたw
色々と荒いSSかもしれませんがよろしければ続きよりどうぞー。


参考動画。
ひだまりOPはこれが一番好きだったり




美術室で沙英とヒロは絡まり合いながら横になっていた。
ちょうど沙英がヒロを押し倒す感じになっているのだが、何故こんな事になったのかというと決して若気の至りだとか疚しい気持ちがあってのことではない。ただ単に床に落ちていた筆を踏んづけてお互いバランスを崩した結果のことなのだ。
なら早くどけばいいじゃないかといわれると確かにそうなのだが、そうさせてくれない元凶がいた。
「はいはいそのまま動かないでー」
そう間伸びた声で言うのは沙英とヒロの元担任教師であり、この状況を作り出した張本人である美術教師の吉野屋先生だ。
吉野家先生はこの沙英とヒロが絡み合う様子を頬を染めつつ、じっくりと眺めている。
「うら若き乙女の情事……いいですね!」
「よ……吉野屋先生、分かりましたから早く描き終えてください……」
ほんの少し前のこと、沙英とヒロは吉野屋先生に手伝って欲しい事があるということで、美術室に呼び出されていた。
1年生の時の担任ということと、同じ寮に住んでいる後輩がお世話になっているということで、若干……いやすごく嫌な予感はしたのだが、頼みを受けることにしたのだ。
そして、その頼みというのが
「実はお二人に絵のモデルになっていただきたいのです」
「はあ……」
「私達に、ですか?」
「ええ、是非」
穏やかな笑みを浮かべて吉野屋先生は言った。
「ちょっと期限が差し迫っていまして、できれば今すぐ始めたいんですが……だいじょうぶでしょうか?」
「ねえ沙英、大丈夫?」
「うん、私は大丈夫だけど……」
二人で顔を見合わせ、頷きあった。それを見て吉野家は了承と受け取り、早速二人に指示を飛ばした。
「それじゃあ早速そちらのほうに二人で並んで立って頂けますか?」
そして、吉野屋先生の言うがままに指定の場所に移動しようとした際に、沙英が筆を踏んづけて転んだ結果として今に至る。
「はいはいそのまま。そのままでー」
この体制になって吉野屋先生はむしろ今まで以上にテンションが上がったのだが、当の本人たちはそれどころではない。
互いの顔をこんなにも至近距離で見つめ合う形となってしまい、恥ずかしくて顔から火が出そうだった。
なにせこう近くでまじまじと顔を見てしまうと、普段気にならないところまでが気になってくるのだから。
まつ毛が長いだとか、肌が白いだとか、唇が柔らかそうだとか……
「よ……吉野屋先生、早く……!」
「あの、できるだけ急げませんでしょうか?」
一刻も早くこの状況を脱したい二人は急かすように吉野屋先生へ呼びかけた。
それに吉野屋先生は不満そうに頬を膨らませる。
「むう……そんなにそのポーズが嫌ですか……。仕方ありません、動きたくても動けなくしちゃいましょう」
そう言うなり吉野屋先生は一旦絵を描くのをやめ、美術室の戸棚を漁り始めた。そして、小さな袋を探し出すとそれをもって二人のそばへと近づいてくる。
「えいっ!」
吉野屋先生が袋のひもを緩め、中身を一気に二人に振りかけた。
「わっ!?」
「きゃっ!?」
それは白い粉だった。勢いよく降り注いだ白い粉はあっという間に二人の身体を包み込んでいく。
「うふふ。即効性ですし、もう効いたかしら?」
もわもわと粉が舞い、それが次第に落ち着いてくると……
「あら、素晴らしい出来ですね」
そこには粉によって一瞬で彫像になってしまった沙英とヒロの姿があった。
二人は制服ごと真っ白に染まっており、互いを見つめ合ったまま固まっていた。
(か……体が動かない!? ちょっと吉野屋先生、どういうことですか!?)
(え……え!? ねえ沙英。私たち彫像になっちゃったの?)
突然の出来事に、内心で混乱する沙英とヒロ。
そんな二人に向かって吉野屋は困ったような顔をしながら、まるで二人の考えが読めているかのように言う。
「どうしてこんなことを? とか思っているんでしょうけど、二人とも恥ずかしさのあまり今にも動き出しそうだったんですもの。動かないように固めるしかないじゃないですか。うふふ、これなら二人ともいくら恥ずかしくても動けませんよね?」
(そ……そんなあ……)
(じゃあ私たちはしばらくこのまま……)
見つめ合ったまま、動くこともできずにこの体制を維持しなければならない。
しかも、お互いふれあっているからか、心の声は互いにまる聞こえだった。
(はあ、なんでこんなことに……ねえヒロ、大丈夫?)
(ええ。でもこの体勢……やっぱり恥ずかしわ)
(私もだよ。だって、ずっと目の前にヒロの綺麗な顔があるわけだし……)
(え……)
(わあ!? えっと……深い意味はなくて……ただ単にヒロは彫像になっても綺麗だなーって思っただけで……って何これ、もしかして心の声が漏れだしてるの!?)
(もう、ばか……)
「むむ……なんだか公園でいちゃつくカップルを見てしまった時のようないらっとした感じがしましたよ? まあいいです、それじゃあ絵の続きでも描きましょうか」
吉野屋先生が絵の続きを書くためにキャンバスの前に戻った時だ。
「あ、吉野屋先生ー」
「こんにちわー!」
元気のよい挨拶と共に、美術室には新たにゆのと宮子が訪れた。
「あら、ゆのさんに宮子さん。二人ともおそろいでどうしましたか?」
「あの、沙英さんとヒロさんを探していたのですが……こちらに来ませんでしたか?」
どうやら自分たちを探しに来たらしい。思わぬ助けに沙英は必死いなって助けを求めた。
(ゆの、宮子、ここだよ、ここ!)
(駄目よ沙英、私たちは今彫像なんだから声なんて出ないわ)
ヒロの言うとおりにその叫びは決してゆのたちに届くことはなく、沙英とヒロの心の中で響くだけだった。しかし
(えっ……)
(もしかして宮ちゃん……)
ゆのが吉野家先生と会話している傍らで、宮子がじっと沙英とヒロの彫像を見つめていた。
もしかして気づいてくれたのだろうか? そんな淡い期待が二人を二人はもったが……
「ねえ先生。あの彫像って沙英さんとヒロさんがモデルなの? すごい似てますね」
「あら、宮子さんはお目が高いですね♪ そうなんですよ、いい出来でしょう?」
「あ、本当だ。すごくかわいいです!」
そんな期待も当然のごとく肩すかしだった。そればかりか
「ねえ先生、ちょっと触ってみてもいい?」
「わ……わたしも……」
「ええ、良いわよ」
((えええええっ!?))
宮子とゆのは彫像に興味を示したようで、吉野家先生から許可を得ると早速その体を触ってきた。
(ちょ……宮子、やめて……)
(あんっ、ゆのさん。そこは……)
「なでなでなでなで」
「うわあ、すごい滑らかです……」
沙英とヒロは動くこともできずに、ただの彫像を触っているだけのつもりの二人の為すがままにその肌を触れられていた。
彫像になったとはいえ感覚は残っており、沙英とヒロは全身をくすぐられるかのようなこそばゆい感じに襲われ続けていた。
そして、そんな彫像を触りまくっているゆのと宮子の様子を見ていた吉野屋は何かを閃いたかのように二人の肩に手をかけ言った。
「ねえ、ゆのさん、宮子さん。あなた達も彫像の製造法に興味ある?」
「うんうん。すごくあります」
「私も知りたいです」
「うふふ、じゃあちょっとこっちに来てくれる?」
満面の笑みで二人を誘う吉野屋先生。
(ゆの、宮子!?)
(二人とも逃げて―!)
そんな彫像の叫びが届くわけもなく、ゆのと宮子は吉野屋先生の提案にのってしまった。そして数分後……
「4体そろうと爽快ですね」
沙英とヒロの彫像の横に、ゆのと宮子の彫像が出来上がっていた。ほっぺを合わせ、寄り添うようにじゃれ合う二人の少女の彫像だ。
二人も沙英やヒロ同様に白い粉によって固められてしまったのだ。
(ああ……二人とも彫像に……)
(ごめんね、二人とも……)
彫像にされていたから仕方がないとはいえ、後輩を救えなかった無力感が二人を襲っていた。そんな二人とは対照的に吉野屋先生はご機嫌で、意気揚々と筆を掲げていた。
「さあ、描きますよー!」
そして、4体の彫像の絵をノリノリで描いていくのだった。



ちなみにこの後すぐに美術室を訪れた校長先生の手によって、吉野屋先生の悪事?は暴かれ沙英やヒロたちも無事に助け出されるのだった。
さらには罰として吉野屋先生が彫像にされ、1週間生徒のためのデッサン用モデルにされてしまうのだった。

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Author:七月
七月(ななつき)といいます。
固体少女様にて稚拙な文章を投稿させたりなんかしていただいてます。
時間がありましたら暇つぶしにでも見てやっていただけるとありがたいです。

好きな漫画(ラノベ)、アニメ:魔法少女リリカルなのはシリーズ、ながされて藍蘭島、とある魔術の禁書目録、C3、ソウルイーター

好きなゲーム:東方project、夜明け前より瑠璃色な、BALDRSKY、SO3、SO4、サモンナイト3

最近好きなアニソン(ゲーソン):沈黙の空、jihad(BALDRSKY)、only my railgun(とある科学の超電磁砲)、Refrain(プリンセスうぃっちぃず)
連絡などございましたら以下のメールフォームへ
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ただ、僕は結構メールを放置する癖があるので、もし連絡が遅くなったらごめんなさい。

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